メンヘラは心臓をドクターフィッシュに綺麗にしてもらえ

最近の僕は全く空腹を覚えない。
お腹が空くと思う前に必ずといっていいほど何かを口にしている。
胃が締め付けられる痛みと食道を刺激する酸の感覚とはしばらく縁がない。

“空腹感”の中には二人の自分がいる。
「生命維持のための必要最低限な食事だけを取りたい僕」
「快楽を追求して美味しいと思うものを好きなだけ食べたい僕」

時と場合によって二人の人格が入れ代わり立ち代わりで心模様を踏み荒らしていくが、後者の僕は強い。
いずれにせよ健康志向は欠片もなく、短命で果てそうという疑惑は拭えない。

生活リズムは不規則で、食べる時間も寝る時間も自分が行いたい時にとっている。
幸せな生き方の一つなのかもしれないが、精神的緊張感が取り憑いて平穏な日常を送れていないのが現状だ。

僕は滅多に夢を見ない分、深く眠れているのかもしれない。
強いて困ることがあるとすれば寝汗がすごいということだ。

体調が悪い時ほど長い時間眠るし、寝汗をよくかく。
昔からそうだった。

喉を痛めてから更に深く眠るようになった。
寝れば寝るほど治癒は早くなる。
むしろ、体のどこかに異常がある時はいつもより眠たくなる。

一昔前に流行ったドクターフィッシュとかいう魚。
幸いなことにまだ絶滅していないらしい。

それどころかドイツでは治療の際に医療保険が適応されるらしい。
ちなみにだが、正式名称はガラ・ルファという非常にかっこいい名前をしている。

メンヘラは心臓を取り出して悪いところ食べてもらえばすぐ治るんじゃないかと思っていたが、どうやら角質を食べるのが専門らしい。

ドイツと言えば動物の殺処分がゼロで有名な国だ。
言い方を悪くしてしまえば不要になった動物は「ティアハイム」という民間施設に引き取られる。
逆も然りで、ペットショップで動物の取引をするのではなく、ティアハイムで動物を引き取って育てることが多いという話を聞いた。
ドイツ語でTierは動物、Heimは家なので直訳すると動物の家だが横文字はかっこよく見えるので卑怯。

ところでなぜ殺処分がゼロかというと、ドイツの狩猟法では犬や猫を合法的に殺すことができるからだ。
殺処分とは行政殺処分を指していて、民間の報告はあまり集計していないそうだ。
つまりは姨捨山と同じ感覚で必要がなくなっ時に山に放せば、ハンターが肉の塊にしてくれる。

動物が理不尽に飼われて、理不尽に捨てられて、理不尽に殺されることについては何も思うところがない。
いつか僕も誰かに飼われて不要になったら捨てられて殺されるかもしれない。
この世界は力ある者が正義だ。

力がなければ知恵を身に着けなければいけない。
革命を起こせるだけの。



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